業務用エアコンには、天井に嵌め込むタイプと吊り下げるタイプがあります。どちらにもそれぞれの特長があります。嵌め込み式は天井と一体化するので、すっきりとした空間が出来上がり、風の循環も良くなるので、省エネ性能が高いと言えるでしょう。吊り下げ式は、上から吊り下げるので、天井裏が狭い高層ビルやオフィスに最適です。

最近では、リモコン操作でエアコンが降りて来る物もあるので、掃除がしやすく定期的なメンテナンスも施行しやすいと言うメリットがあります。業務用エアコンは家庭用とは異なって設置に時間がかかります。使用頻度も高いのでワット数も高めです。業務用は本体代が高価な為、分解で支払いも出来ます。

嵌め込むタイプのエアコンは、天井開口と言われる穴を開ける必要があります。機器を設置する用のスペースがあるかの確認もしなければなりません。それと同時に、電線やケーブル、ガス管や水道管も切ってしまわない様に確認が必要です。穴を開ける時にはボードカッターと呼ばれる大型のカッターを使いますが、刃は屋根の下地に合う物を使って下さい。

老朽化した屋根に硬めの刃が入るとその部分以外の周りにもヒビが入ってしまいます。設置の際は何度か足を運んで脆くないかを確認しておきましょう。その時に配管経路の確保も行っておくと後の作業がやりやすくなります。吊り下げるタイプは金板にねじを取り付けて設置するので、小さめの穴を開けるだけで済みます。